2001年07月14日〜07月23日パリ・ポルトガル・ルクセンブルグ(前編)

       

21世紀に入り、最初の旅行は何処へ行こうか考え出した。
一時はエジプトのツアーを考えたが、知り合いに40度越えてるよと云われ、7日位のツアーで20万近かったので、どうしようか考えていると、休みの取り方で9日間休めると思い、急遽ヨーロッパに変更、エールフランスの2フライト付きを探し、ヨーロッパで行ったことの無い、ポルトガルへ行くことに決める。
そしてルクセンブルグにも行けば、残るはギリシャのみと考えていた。
とにかく、切符を手配し、ポルトガルのホテルも取り、その日が来るのを待って居た。
そして、遂に早い夏休みがスタート!!

7月14日朝4時、家を出る、今回は羽田から関空経由のエールフランス航空利用の為、上野へ出て、浜松町からモノレール、羽田で日本航空の便で関空へ、荷物は羽田でチェックイン、人間は関空で再度エールフランスにチェックインした。
今回の飛行機はA340ー400、関空11時50分発の予定が、早くなりボードには11時40分発となっていた. しかし団体のチェックインが遅れ、結局出発は本来の定刻より5分遅れとなった。
12時間40分の飛行で、パリシャルルドゴール2ターミナルFへの到着は現地17時24分着、遂にエールフランスも全面禁煙になっていた為、荷物を取る間に吸おうとしたが、時間がなくそのままRERの駅へ、電車が来ていたためそのまま北駅まで吸うことは出来なかった。
今回は何時もと違うホテルを予約、北駅すぐ前のホテルガールノール、一応三つ星、最上階の6階の角部屋、しかし風呂ではなくシャワーだった。
着いた日は日本で言うパリー祭、独立記念日で殆どのは休み、メトロのパレロワイヤル駅で降り、通路を通りルーブル横でサンドイッチと水を買い、コンコルド広場へ、シャンゼリゼーでは観閲式が行われたらしい。
シャンゼリゼー通りは沢山の人が出ていた。行ったのは9時過ぎだがやっと陽が暮れようとしていた。完全に陽が沈んだのは10時過ぎ、10時30分からエッフェル塔側のセーヌ河畔で花火が上がった。見ていた場所は凱旋門横、セーヌは凱旋門より低い場所なので、あまりよく見えない。
さすがに長い時間の移動に疲れたので、途中で切り上げホテルに戻る。こうして一日目が終了。

15日、朝6時半には目が覚める、何となく起きて廻りを散歩、8時に朝食を食べる。
9時にホテルを出る、最初に行ったのはモントルイーユの蚤の市、夏に来ても何時もの所に、何時もの物を売っていた。
その後クリニャンクールの蚤の市へ移動、環状線前の出店でズボンを見る、言われた値段は200FF、欲しかったが蚤の市へ移動、去年見たときより天気も良く、十分見て回る、その後イタリアンレストランで昼食、シテ島に行こうとバスの乗り場へ向かうが、先程見たズボンがやはり欲しくて出店に行く、値下げを要求すると、160FFになる、本当は幾らのズボンなのだろう?その後バス停に戻り、シテ島行きのバスに乗る、暫く走るとモンマルトルの丘の下で停車、全員が降りる、その先に行かないようだ、結局そこで降りサクレクールに向かって上り出す。
そこからは長かった、モンマルトルを上り、アベスへ降り、TAKA(知り合いの店、ヴァカンスにて休業中)の前を通り、Blacheを通過し、サンラザール駅側の広場お茶、その後オペラを通り、ヴァンドーム広場、サントノーレを通り、ルーブルの地下に入り、その後セーヌ河畔で一休み、休憩後Mille-feuilleを買いにサントノーレへ戻り、ホテルへ帰ろうとオペラのバス乗り場まで行き。バス停に行くと女性の親子連れが先に待っていた。暫く待つがバスが来ないので、その女性に聞くと、もう25分待っていると言う、それではこないだろうと、またまたホテルの有る北駅まで歩き出す。
ギャラリーLa Fayetteの所に有るメトロの駅から2駅分を歩き、ホテルに着く。
流石に今日は良く歩いた。その後家内の希望で日本食を食べに出る。
ホテルの側にすさきと言う寿司屋が有りそこに入る。寿司を注文し待っていると、そこに前回まで利用していたホテルのオーナー家族が入ってきて吃驚。取りあえず挨拶だけする、犬のショコラももちろん居た。
その後二人連れの日本人も入ってくる。自分たちの寿司が来たので食べるが、これが又何とも??、ご飯は酢が利いていない。刺身はまあまだが、そのうち二人連れの人たちにも寿司が来て、食べて一言、ガリが一番旨い!!その言葉に同感!!。
二人と話すと昨日ロンドンから来て、明日からはベルギー、オランダを回ると云っていた。お互いの旅の安全を挨拶し、ホテルオーナー家族にも挨拶をして店を出てホテルに戻る。流石に今日は歩き疲れた。

16日朝10時30分のリスボン行きのエールフランスにチェックイン、12時にはポルトガル、リスボンに着く、ポルトガルは日本との時差8時間、イギリスと同じ時差だ。
空港で車を借りる、フォードフォーカスのバン、先ずはホテルへチェクインし、スペインに近いエヴォラに行こうと、地図を見るが市内からの高速の乗り方がよく分からない。駐車場の出口で職員に聞くと、ポルトガル語で説明してくれる。
云っているので分かるのはバスコダ・ガマ、どうもそこがジャンクションらしい。
結局空港への道を戻る、途中に高速の案内が出るので、そのローターリーの3本目に入る、暫く走ると高速の入り口が、そこは市内環状線の様だ。
テージョ川を渡る橋を抜けると、目的地への案内板が、距離は約百数十q、アクセルを踏み込む。流れは130q位、制限は120q、自分は150q位で巡行する。場所によっては180q出るが上り坂では140〜150位に落ちてしまう。
40分程で目的地エヴォラに到着、高速料金は2000エスクード程、高速を降りても廻りの車のスピードは80q位で走っている。
暫く走ると、エヴォラの町の環状道路へ出る、ロータリーから適当に走っていると、城壁が出てくる。城壁に沿って走ると水道橋の下を通り、市街へ入る道に入る。坂を上ると駐車区間が有るが満杯、仕方なく水道橋下の駐車場に戻るが、その途中少し右に寄りすぎ右フロントタイヤを縁石に当てる。
3時半に駐車場に車を入れ、徒歩にて坂道を上がる。細い路地と石畳、そして小さな家の入り口。期待が大きく膨らむ、ここにはローマ時代の遺跡も有る。案内書で見る限りパルテノンの様な物を期待。
途中道が分からなくなり、お巡りさんに聞くと、細い道を上れば直ぐとのこと。又上り始める。暫くすると広場に出る。そこには円柱を残したディアナ神殿跡が。
でも実際にはすごく小さい物で、永年の汚れが凄い。写真で見ると凄く綺麗だ。
広場からカテドラルに行くが時間が遅く中は見ることが出来なかった。そこからジラルド広場、そしてメインストリートに出る。一番丘の上から下って行くと最終的に水道橋の前に出た。
又来た道を戻る。高速からはなだらかな丘陵地帯が続いている。
リスボン市内手前で料金所通過、今度は空港方面の高速に入る。テージョ川を渡る長い橋を渡るとリスボン市内、空港で降り市内のホテルに戻る。
夕方7時、まだ外は明るいので市内見物に出掛ける。ホテルから直ぐがフィゲラ広場(工事中)、そしてロシオ広場(ここも工事中)そこから有名なアウグスタ通りにで、横町を入った所に有るサンタ・ジュスタのエレベーターに乗りに行く。
エレベーターはかなり旧式で、入り口で券を往復買い、暫く待つと上に上がる。降りたところから螺旋階段を登ると、一番上はカフェに成っている。
暫く考えたがせっかく来たのだからと座り、コーヒーと、コーラーを注文、ポルトガルではビッカがコーヒーの名称、これがエスプレッソ。
テージョ川の方が素晴らしい展望で、正面にはサン・ジョルジェ城が見える。
カフェには人の他は、人慣れした鳩がテーブルに着いている。
一休みして一方通行の螺旋階段を下りエレベーターホールへ、暫くするとエレベーターは降りだした。
アウグスタ通りを海に向かって歩き出す。途中水を買い、横町を見るとリスボンの象徴が走って居る。
門の外はもうコメルシオ広場でその先はテージョ川対岸にキリスト像(工事中)、広場で暫くボーっとしているとそろそろ暗くなって来たので、夕飯にしようと時計を見るともう9時過ぎ。
コメルシオ広場から戻りロシオ広場からフィゲラ広場へ通じる通路のバールに入り、私は魚のスープとポークステーキを食べる、これがかなりの量、プレートにフレンチポテト山盛り、サラダ少々、豚肉が乗っている。
味は結構濃い。食べ終わりビッカを飲み外に出るともう10時流石に陽が暮れていた。食後のデザートを買い込みホテルに戻り、風呂に入り結局寝たのは12時過ぎ。(ポルトガルのホテルの電話は、そのまま回線を繋げ、日本にメールを出す。)

17日、朝7時に起き朝食、今日はポルトガル中部のキリスト教の聖地ファテイマと、リスボン近くのシントラそして、ユーラシア大陸最西端のロカ岬を見る予定で9時30分出発。環状線から高速に乗り一路ファテイマを目指す。
北の方の空が少し暗い。40分程走ると山岳地帯に入り、雨が降り出す。ファテイマで降りローターリーに入るがどちらに行って良いか分からない。ロータリー横に地元の人が車を止めて話しているので、ファテイマに行きたいと云うと、ここがそうだと云う、聖地は3本目を入った所だ、と云われお礼を言い、再出発。
5分も走らず聖地ファテイマに着く、広場の向こうに教会が見える、その前にはゲート、そこにはこんな言葉が、当然潜って通る。そこには道が有り、信者が膝で歩いている。そしてマリアが現れた場所聖水の出るところで水を飲む。
その後お土産屋を覗き、12時近く成ったので出発。
一路高速をリスボンへ戻る道を走る。途中ガソリンが終わりそうに成り、ガソリンスタンドへ入るが、ガソリンの種類を聞くのを忘れていたため、隣で給油している人に聞くと、ハイオクらしいので給油。
全てセルフ自分で入れ、終了するとレジに行き自分の入れた給油機の番号を伝えると精算するシステム。無事給油も終わりシントラへ向けて走り出す。
案内に従い1時過ぎシントラの山へ到着、やはり駐車場探しに暫くうろうろしていると、メイン広場の下に駐車場を見つけ、止めて歩き出す。
坂を登り住宅の横を通り登り着る前の景色レプブリカ広場に到着。
広場の横には王宮(王宮から見た広場)1時を過ぎていたので、広場の横のオープンカフェで食事
その後ムーアの砦とペーナ宮殿を廻ろうと、観光案内所に行く。地図を貰い歩けるか見るが、かなりの距離。
案内書を見ると広場と城跡、宮殿を廻るバスが1日何回も乗れて600エスクード、バス乗り場でバスを待ち、乗り込むときに購入、バスは一路狭い道を上りだした。
15分ほど走ると、両側に駐車車両、その間をやっと通り抜けると乗客から拍手が起きた。その先がムーアの城壁前、案内書には無料と有ったが、今は600エスクードの料金が掛かった。
木戸をくぐり細い通路を行くと、城門に出る、ここで券チェック、ここからは山の上の城壁が続く、上からのシントラの眺め、そして上ってきた城壁
城壁の向こうにペーナ宮殿が見える。
来た道を戻り入り口に戻るが、バスはちょうど出たところ、暫く来そうも無いので歩き出す。
登り道を歩くとかなり有りそうだったが、直ぐ頂上へ、そこから下ると城壁と宮殿が見える、直ぐにペーナ宮殿の券売り場、券を買い又坂道を上る。
頂上の宮殿は雲が巻き、かなり肌寒い、中の部屋を見学するときは、カメラ等は全て預ける。
見終わって下ると、又バスは出たところ。次のバスを待つため並んでみるが、半袖では体が凄く冷える、待つこと40分やっとバスが来て、レプブリカ広場に戻り、駐車場へ戻り車に乗ってやっと一息。
その後ユーラシア大陸最西端のロカ岬へ行く予定だったが、もう7時過ぎの為、リスボアに戻ることにする。
どうにか市内に戻り、ホテルへ車を置き、食事に出る。今日はプラタ通り横のオープンレストランで食事、ステーキを食べる。これもかなり量が多い、スープの中にハムを巻いた肉が有り、やはり少し味が濃い。
隣のレストランで食事しているポルトガル人女性に笑いかけられて、意味不明???帰るときにも微笑みかけられた。今日も閉店間際の店でお菓子を買いホテルに帰る。

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