’98年03月30日〜03月31日(スペイン、モロッコ編)

   (色違いの文字をクリックすると写真が出ます)

さて、我々の乗った飛行機は、1時間遅れでヒスローを出発し、ドーバー海峡の上を通り、スペイン上空へ、そろそろ日の暮れ始めた、AGP(マラガ国際空港)へ到着,簡単な入国審査で、コスタデルソルのマラガへ入国 迎えに来ていた母の知人と再会、早速タクシーで、借りてもらったアパートへ出発、場所は、マラガから近いベナルマデナ、退職した日本人が住んでいるというアパート群の中の1つへ、我々は、3階の部屋に荷物を置くと、バスに乗り食事に出発、高台のカンポの一角にあるバールに入った、さすがに時間も遅くなってしまい、一品ずつ注文していたら、店主に怒られてしまった。
食後タクシーでアパートへ帰り、風呂に入って寝たが、風呂は、1人分しかお湯が出ないので、後から入った僕は、ぬるま湯だった。

翌日3月31日、スペインの旅行社ANA Travel(日本のANAとは無関係)のモロッコ日帰りツアーに参加するために 早朝4時30分に起きて、5時に迎えに来るという旅行社のバスを待つため、アパートの下へ、しかしバスは5時30分に来た、乗り込むと、日本人は私と子供の2人だけ、旅行社のガイドも言葉が分からず、ちょっと困った顔をしていた。

その後、何カ所かでお客を拾い、バスはコスタデルソルの海岸を一路モロッコへの玄関口、アルヘシラスへと向かった、途中モロッコへの出入国カードの説明をガイドが始めたが、使う言語は、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語で同じ説明を繰り返した、僕たちの所へ来て、暫く待てと云われたが、その後何の説明もないので、仕方なく出入国カードを書いていると、そばに来て、綴りだけは教わった。
8時過ぎても、3月のサマータイムでは、外はまだ暗かったが、明るくなったとき、窓の外には、海の中にそびえ立つ、イギリス領、ジブラルタルが見えた。

それから暫く走ると、ジブラルタル海峡の港町、アルヘシラスへ到着した、バスを降りてフェリーに向かうと、他の会社のツアー客達と一緒になった、しかし、何処を見ても、日本人は僕と子供だけだった。
フェリー乗り場で乗船前のツアーの人達(一番前がスペイン人のガイド、息子と、ベルギー人の女の子、イタリア人のおばさん2人、そしてアメリカ人のグループ)、乗船を待つ間、僕の前で待っていた他のツアーのアメリカ人が話しかけてきた、「何処 から来た」に始まって、「日本人だ」と云うとその人が、「昔日本に行ったことがある」と云い、「何時だ」と聞くと、「戦争で行った」というので 、「第二次世界大戦か」と聞くと「朝鮮戦争だ」と答えた、「じゃ僕は知らない、何しろまだ生まれてないから」と答えた、その人はペンシルバニアから来たと云っていた。
乗船するとすぐに、スペインの出国審査が待っていた(出国)

乗船しても長い列があり、その先では、モロッコの入国審査をしていた、待つ間にイタリア人のおばさんと仲良くなることが出来た。
二人はローマ在住だといい、一人のおばさんは英語が話せるので、暫く話していると(僕の英語は、知ってる単語の羅列だが)パスポートを見せあうと(そのために、又別の旅行を後でしてしまった)ベトナムのヴィザを見せられた、本当にたくさんの国に行っていた。

そうこうしてる内に、自分たちの番が廻ってきて、スタンプを押してもらうと、なんと出入国両方が押されていた。

ジブラルタル海峡を渡っていく途中、船の甲板に出ると遠くにアフリカ大陸が見えていた。生まれて初めてユーラシア大陸から離れたわけだ。

1時間程の船旅で、ついにアフリカ大陸の入り口、モロッコはタンジール(白い建物が密集している所がカスバ)が見えてきた。
そして、ついにアフリカ大陸へ上陸、それから、現地ガイドの案内でバスに乗り、タンジール見学に出発。

高台に上がると、展望台ような所から対岸にスペインが見えた。そして、いよいよカスバ入口へ、中にはいると最初の広場に蛇使いがいた。
何気なく写真を撮らせると、移動を始める前に集金に寄ってきた。(入り口からここまでの間、腕輪売りがずっと着いて廻っていた)そしてカスバの中を移動、この先で根負けして腕輪を買わされてしまった。

カスバから出ると,そこには民族衣装を着た野菜売りがいた、カメラを向けると二人とも顔を隠した。

やっとレストランに着いてここで昼食、メニューは良く分からないスープとクスクスを食べた。
外に出てそのまま歩いていくと、香辛料屋果物屋が有った。
その後おみやげ物屋に連れ込まれ、絨毯の説明(これが埃が舞い上がり喉が痛い)その後が香辛料の説明(嗅がされたり、着けられたりとこれもなかなか辛い)それが終わると、やっと店の外に出して貰えた。

そして最後に街の海沿いを見て、スペインに戻る船に乗った。

ベナルマデナのアパートに着いたのは、夜の9時頃だった。

スペイン2日目終了

(モロッコの感想、正直貧富の差が激しく、ちょっと耐えられない部分もあるが、人間の逞しさは凄いものがある。)

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