1999年7月24日〜28日 サンクトペテルブルグ

1999年7月24日、朝5時家を出発、成田に8時着、第二ターミナルカウンターにて、航空券、ロシアのビザを受け取る、8時35分より、チェックインとのことで、カウンター前に並ぶ、アエロフロートロシア航空、機体はA−300、25−CDEで、残念ながら窓際ではなかったが、前は壁、足が伸ばせる。
11時05分、第一ターミナル側の機体の中へ、(正直言ってあまり整備が行き届いているとは思えない)飛行時間は10時間、目的地サンクトペテルブルグに向け出発、機内では、食事の後、娯楽は何もなし(映画等の上映も無い)、ジェット気流が強いようで、1時間程遅れて、空港に到着、入国審査、税関検査と進み、いよいよロシア入国、時差はサマータイムで5時間差、現地エージェントに案内され、バスに乗る
バスで15分程の所が3日間泊まるホテル、4階が部屋、荷物を置き、ロビーに下り、ドルをルーブルに両替、(1ドル122.5円で100$交換すると2100ルーブル)早速ガイドから今日と、明日の市内観光の説明が始まる。
本日は、このまま解散、ホテルのショーが有るというので予約、場所を確認し、近くのスーパーを教わり、今日の夕飯の買い出し、スーパーの中は物が溢れている、酒類の棚、そして、ハム類の棚、パン、日用品類等々充分な物がある、ロシアに抱いていたイメージとはかなり違う。
夕飯にはパンとハムを買い、家内と子供は韓国製のカップ麺を買った、水道水は飲めないと聞いていたので、ミネラルウォーターを何本か買った。
ショーの時間になり、ホテルの第二の入り口へ、コサックダンスを楽しむ、ホテルのショーと云うことであまり期待していなかったが、これがなかなか本格的で、歌手も良く声が出ている、1時間程のショーの後15分の休憩があり、シャンパン、ジュースのサービスがあった。
先程ショーに出ていた人達が、売店でお土産を売っている(この辺は日本と同じ)。
休憩後2回目のショーが始まり、結局終了して外へ出たのは10時30分近かった。
しかし外へ出て吃驚、まだ明るいのだ、部屋へ戻り買ってきた物で夕飯を済ませ、風呂に入り寝ようかと11時頃に外を見ると、やっと陽がが暮れようとしていた。

7月25日、朝6時半頃目が覚める、朝食は8時から1階のダイニングということで、7時50分にロビーへ降りる、皆三々五々集まってくる。
ガイドのシリンさんが来て食堂へ、4人掛けのテーブルで少し遅れてしまったため、3人で座ることが出来ないので、家内と子供が女性2人のテーブルへ、私は女性2人と1人で来ている男性との相席となる。
朝食はパン、ハム、オレンジジュース、コーヒー、紅茶、後からオムレツのような物が出てきた。
食事後、昨日の説明でオプショナルツアーは高いから、自分で行きなさいという親切なガイドの言葉に従い、その日は一日市内観光の日だったが、各美術館等が月曜日及び最終火曜日休みと言うことで、プーシキン市に有るエカテリーナ宮殿を見に行くことにした。
希望者は私達家族3人と、女性2人組2組、そして男性1人、タクシー2台で市内観光の昼食から参加することで合意し、1台が50ドルで話が決まった。
9時ホテル出発30分程でエカテリーナ宮殿側に到着、入場券を買い庭から入る、建物は10時からの入場で人が並んでいるから、その列に並べといわれていたので並んで待っていると、外人の列が動き出し建物の中に入ってしまった。
しかし、宮殿内の入場口でどうも様子が変、よく見れば団体のみの入場だったようで、仕方なく外に戻る。
10時一般の入場が始まり、チケット売場へ、館内の撮影は有料と言うことで、ビデオ、カメラの料金を払い、荷物を預けいよいよ中に、入り口を入ると、床を保護するために靴の上にフェルトの履き物を履く、そして階段を上り2階に進み最初の部屋に、そこはかなり広い謁見場?ここで子供が一言、フィルムが終わった!!、フィルムは預けた荷物の中、仕方なくそのまま進む、細長い建物で各部屋はかなりいろいろな装飾が施されていた。
見学が終わりホールへ戻るとアイスクリームが売っていた。
庭に出て建物を見る、時間も無いので、一旦外に出て正面入り口を見て、タクシーの所へ戻る、時間より少し遅れて出発。
サンクトペテルブルグ市内へ向かう、市内に入ってもあまり人が居ない、しかしネヴァ川に出るところで一挙に人の波となる。
エルミタージュ美術館の横を通り、昼食場所のアカデミアに到着、食事はロシア料理、ここは高級店らしくトイレも綺麗、市内観光組と合流し、午後からはエルミタージュ見学へ出発、バスに乗りすぐに到着、団体入り口から入り、1時間で代表的な物を見る。
まずは階段、そこから駆け足で廻る、内部、説明を聞くツアーの人達、そして世界遺産でも紹介していた大階段、エルミタージュを出ようとすると突然の雨、すごい勢いで降っている。
何とかバスに戻り、その日の夜オペラを見る人達に場所の案内、そのままバスでホテルへ戻る人は3人ほど、私達は、郊外ペトロヴァレェツのピョートル宮殿へ行くので町の中で降ろして貰う。
歩いてエルミタージュの横を通り、ネヴァ川の船着き場へ行き、水中翼船に乗ろうとするが、帰りの船が無いということでその日は諦める。
女性の2人組と一緒に、ネヴァ川横を通り、エルミタージュの広場を抜け、街の中に戻りネフスキー大通りへ、車の中から新婦が手を振っている
運河巡りの船を探しに行く、ネヴァ川から3つ目の運河に乗り場があった。
ロシア人女性が近づいてきて、1時間の運河巡りが千ルーブル、1時間20分のネヴァ川まで出るコースが1200ルーブルと言われた。
私達5人は、相談の上1時間20分のコースに乗ることにした。
船長も英語は喋れず、天気を心配しつつスタートしたが、空は青く、風は少し強いが、とても気分が良い、運河沿いに綺麗な街が広がっている、運河を巡り、エルミタージュの横を通り、ネヴァ川へとにかく広い、船着き場に戻る途中増水した運河の階段下で戯ける女性が居た。
とても気持ちの良い運河巡りだった。
下船後、食事をしようと云うことになり店を探すがよく分からない、家内が疲れ切っているため私達はホテルに帰ることにする。
地下鉄に乗り、ホテルの有るプルコフスカヤ駅に、地上に出ると方向がよく分からない、おばさんにホテルのカードを見せると教えてくれた。
通りを歩いているといい匂いがして、覗き込むとパンに何か挟んだ物を売っている、暫く見ていて意を決して指さして二つ買う。
お好み焼きのようなパンに、羊肉のような物とキュウリ等が入った物が、サラダのようになっているのをパンの上に載せ、くるくる巻いて紙で包んで出来上がり、食べてみると結構いけた。
ホテルに帰り食堂を探すが時間が10時近くて近所には何もない、結局パンが夕食となる。
その日も11時頃陽がくれ出す、しかしホテルの前のローターリーをで工事が始まった。

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