1999年7月24日〜28日 サンクトペテルブルグ(2)

1999年7月26日、朝7時起床、昨日と同じく7時50分ダイニング集合、昨日と同じ席に座る、朝食後、ホテル前の広場へ行く、革命記念の像の前。
今日の予定はピョートル公園の見学、月曜日のため宮殿自体は休館だが噴水は出ているというのでホテルから歩いて、地下鉄の駅マスコーフスカヤ駅に向かう、ホテルから一緒になった青年は、昨日到着してこれから1年位かけてモンゴルまで行くという、今日はモスクワ駅に向かうとのことで、乗り換えのチェフナラギーチェスキーインスチトゥート駅まで一緒に行く、彼は乗り換えのために降りていった。
彼が楽しい旅行を続けていることを心から望みます。
別れた後我々はサドーヴァヤ広場で降り、ネフスキー大通りをエルミタージュ方面へ、ネヴァ川横の船着き場へ、ペトロドヴァレェツのピョートルの宮殿へ行く水中翼船に乗り込む、船に乗り込むと昨日も一緒だった女性姉妹も乗っていた。
船はネヴァ川を下りフィンランド湾へ、左に曲がり45分程で目的地のペトロドヴァレェツ船着き場へ到着、船を下りると公園への入場券売場、入場券を買い中に入る。
運河沿いに歩いていくと楽団がおり、何処から来たかを聞かれ日本から来たと言うと、日本の曲を演奏し始めた。
それから大宮殿に向かっていくと、大滝が見えた、大滝から上の宮殿に上がり、フィンランド湾を見る。
宮殿は休みで入れないので下の公園へ、かなり広い場所でまずは、チェスの山の滝、そして反対側にはローマの噴水、そこからピラミッドの噴水太陽の噴水傘の噴水と周り、ベンチ噴水へ。
そしてモン・プレジール宮殿へ、ここにはいたずらの噴水が有る。 いたずらの噴水を見た後トイレを探すと、ローマ噴水の所だと言われ、戻って用を済ませ又歩き出すと、アダムの噴水の所に姉妹が居た。
お姉さんの方が貸衣装を着込み、噴水の前に出てきた。
ロシア宮廷の時代の衣装に身を包みポーズ、我々はそこを離れイブの噴水、黄金の山の噴水へ、マルリ宮殿を回り込みフィンランド湾沿いに出たときに、雲の様子が変わってきた。
黒い雲が急激に近づいてきたのだ、我々は急いで船着き場に向かい、帰りの切符を買い船に乗り込むと、またしても姉妹と一緒、船に乗った途端激しい雨が降ってきた。
エルミタージュの船着き場に着いたとき雨は上がっていた。
船から下り1時過ぎていたので昼食を食べることになり、運河沿いに歩いていると、小さなカフェが有った。
中にはいるとテーブルは2脚しかない、店の女の子に話しかけてみるがロシア語しか話さない。
仕方なく自分の持っている地球の歩き方の食べ物のページを見せると、ボルシチは有るらしい、ボルシチを2つ、コーヒーを2つ、コーラを1頼み、私はビーフストロガノフを頼む。
ボルシチと飲み物は直ぐ出てきたが、なかなかストロガノフガが出てこない、どうも無かったようで、ペリメリ(水餃子のような物)を頼む、これもなかなか美味しかった。コーヒーを飲み、いざ支払い、これがめちゃくちゃ安い、全部で日本円で500円程すっかり嬉しくなってしまった。
カフェを出て今度はネヴァ川に架かるトロイツキー橋を渡り、ペトログラッッキー島へ、ピョートル河岸通りを巡洋艦オーロラへ、オーロラ内部は見られなかったのでピョートル小屋の前を戻り、ペトロパヴロフスク要塞へ。
要塞の中へ入るとまたまた姉妹に会う、余っている入場券を貰い、2人分の券を買い聖堂を見学、時間も無いので戻ることにする。
トロイツキー橋を渡り終わる頃、またまた黒い雲が近づいてくる、橋を渡りきると激しい雨が降ってきた。
建物の2階部分が張り出しているところに避難し、ひたすら雨が通り過ぎるのを待つ、15分程で雨は通り過ぎ、又青空が戻ってきた。
ネフスキー大通りへ戻り、本屋で地図を買う、夕飯を食べようと通りへ出るとデパートが有った。
デパートの中に入り品物を見ていくと、フィンランドが元だというハンバーガーショップがあったのでそこで夕食とする、結構いい値段で味は……。
地下鉄に乗りホテルに帰る。

7月27日最終日、夕方には飛行機に乗るので3時までにホテルに戻っているようにとの事で、朝食後早速地下鉄で市内に出る、イサク聖堂を目指して歩く、前日に言った人に聞くと、外に入場券売場があるが、そこはロシア人専用とのこと、確かにイサクの外に売場があるが、他に売場が見あたらない。
まだ開くのに時間があったので、近くの公園に行くが、ここのカフェもまだ開店しない。
ふと見るとその公園の先に青銅の騎士が有る、青銅の騎士の後ろのベンチでイサクが開くのを待つ、時間になりイサクへ行くが、やはり外人用の入場券売場が見つからない。
仕方なく列に並び、やっと番が来て聞くとイサク内部で入場券を売っているとのこと、聖堂内部にはいると売場は有った。
外のロシア人用の売場の入場料と十倍近い差が有る、しかし、入場券売場の人は2人分しか取らなかった。
内部は素晴らしい装飾が施されている、一旦外へ出てイサクの上に、急な螺旋階段を上りきると、それは綺麗なサンクトペテルブルグの街が広がって居る。

景色          10


高い建物が無いために見通しが本当によい。
聖堂を出てエルミタージュ方面へ、昼になっていたので昨日のカフェに行く、昨日と同じ席に座りペリメリを3つ頼み、待っていると地元の女性が二人入ってきて何か注文した。
我々のペリメリが出てきて、その後に女性の所に俵型の肉が出てきた。
美味しそうなので店の女の子に有れと同じ物一つと頼む、出てきたのはハンバーグだった。
ソースは凝っているわけではなく単なるケチャップ、しかしボリュームもあり美味しかった。ペリメリが一つ15ルーブル、ハンバーグは30ルーブルだった。それでも3人で1000円せずに飲み物も飲んでいる。
昼食を済ませ又歩き出す、まだ行っていないのがスパース・ナ・クラヴィー寺院(キリスト復活寺院)。
歩いていくと聖堂の裏ではマーケットが出ている、入ってみるとロシアの民芸品を売っていた。
時間もなくなって来たのでホテルに戻る、皆が集合し空港へ。
ガイドさんが私達の荷物を税関入り口に並べ、皆は空港ロビーで休憩、しかしなかなか私達の乗る飛行機のチェックインの案内が出ない。
私達の列の後にやはり日本人の団体が並ぶ、この団体のガイドは武者君そっくり、話しかけてみるとモスクワからバルト3国を廻り、サンクトペテルブルグから帰るのだという。
何故か先頭に立っていた私を、添乗員か何かと間違えたらしい。学校の先生ですか?聞かれ、大笑いしてしまった。
予定時刻を過ぎてやっとゲートオープン、税関検査を済ませ、搭乗手続きへ行き一人喫煙席をリクエストするが貰ったボーディングパスは真ん中の窓際、一番のチェックインなのに何故かと思っていたが、とにかく出国審査を済ませ中へ、中国北京と同規模の免税店しか無かった。
搭乗口前の待合室に行くと、結局今日の搭乗は我々のグループと、後から来たグループだけと解る、飛行機の中はがらがら、自分の席に座り飛行機が離陸した後は好きな所に座れた。
こうして短い滞在は終了。
今回夏場に始めていったシベリア線下を見ると凍っていない。
所々山火事も有ったようだ。
夕方出た飛行機は日本に着くまでついに完全に日が暮れることは無かった

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