2001年07月14日〜07月23日パリ・ポルトガル・ルクセンブルグ(後編)

       

18日朝8時に起きる、今日は昨日行けなかったロカ岬へ行く、朝食を食べ車を出し、リスボンから高速A5へ上り車線は通勤車で一杯、終点の右折し国道E247へ炉Boca da Rocaの案内板に従い、30分程走ると分岐点が、そこから左にE247−4Eに入り暫く走ると大西洋が見えてきた。
灯台が有り、遂にユーラシア大陸最西端、ロカ岬に到着、切り立った断崖の上に、緯度、経度の碑が有る。何もなく風が強い。向こうにギンショの浜が見える。
振り返ると昨日行ったシントラの山が見える、記念撮影後観光案内所に、ここで岬来訪の証明書を買う。
車に戻り村を通過し、国道に戻り海岸線をリスボンを目指す。
車を止め、先程見えたギンショの浜からロカ岬が見える。
その後海岸沿いに走っていくと、カイカス、エストリルを通過し。リスボン郊外ベレンに到着。
先ずはベレンの塔に行く。塔に入り上に上がりテージョ川を見る。
その後隣にある発見のモニュメントへ行く。発見のモニュメントも入れるが、ここは入らず、国道を越えた側に有るジェロニモス修道院へ行く。
国道を迂回する地下道を通りインペリオ広場を抜け修道院へ、南門のは無料で入れる。
内部は55m四方の回廊が有名と云うことで、600エスクードを払い入場しようとすると、前の女の子がオブリガードと云うと、職員が女性はオブリガータだと訂正していた。
回廊も一部工事中、今回の旅行はやけに工事中が多い。
見学を終わり、車に戻りホテルに戻りいよいよリスボン市内観光に出掛ける。
先ず昼食を取るためロシオ広場に行く。リスボン市内のバス、路面電車等の一日乗車券を買うため地下鉄のロシオ駅に行くが、売っていたのは地下鉄のみの乗車券(つい買ってしまう)、その後ロシオ広場に有る売店で券を購入。
路上のレストランで昼食、隣に座ったアメリカ人の黒人老夫婦が、注文した物が出てくるとお父さんがオムレツではないと騒ぎ出す。
本人欲しいのはスカンピだと主張。店員はオムレツの中にスカンピが入っていると主張、しかし親父さんは納得しない。
どうしてもこれは自分の頼んだ物ではないと遂に返品して席を立つ。
奥さんは堂々としていて、自分の頼んだエビ入りのリゾットを食べていた。
親父さんは斜め前に有るハンバーガー屋で一人ハンバーガーを食べていた。
奥さんは食べ終わると勘定を済ませ、親父さんの所へ行った。
凄いと思ったのは、勘定書を良く吟味していたことだ。
私なんかは、来ると品数と総額しか見ないのに。
食事も終わり、いよいよ路面電車に乗ることに、乗車場はホテルの前に有ると思い、ホテル前に行くが目的の路面電車は通り過ぎていく。
12番が旧市街のアルファマ地区を1周する路線なのだが、街の中を循環する28番の路面電車が来ると止まらない路面電車に子供が飛びついて乗って行った。
ちょっと行くと降りたので、それが遊びのようだ。
やっと12番の路面電車に乗り、切符を出すと運転手が改札機に入れて刻印してくれた。自分が入れた方向が反対だったからの様だ。
狭い坂道を車と一緒に登っていく。車が渋滞すると路面電車も止まる。
ホテルの部屋から見えるサン・ジョルジェ城へ行こうと、人が降りる所で降りてみたがどうも違うようだ。
下から28番の路面電車が登って来る。
狭い道に凄く情緒が有る。暫く歩きサンタ・ルジア展望台らしい所に出る。ここからのテージョ川の眺めも素晴らしい。
山側にはサント・エステヴァン教会がそびえ立つ、サン・ジョルジョ城への登り口を見つけ上がっていくと、路地から下にテージョ川が見える。
急な坂道を登って行くと、そこに城跡が有った。ここからの眺めも最高
中には砲台もある。リスボンの空港方面も見える。7つの丘の街と言うのが実感出来る。
城跡を見学し、ロシオ広場に戻るため路面電車の停留所に向かい、又12番の路面電車に乗る、急な坂道を下っていくと、渋滞に成り路面電車も一時立ち往生。
ロシオ広場に戻り下車。そこから歩いてアズレージョの工房が有る、カモンエス広場を目指して歩き始める。
またまた上り、高級店の建ち並ぶバイロ・アルト(高い地区)を通り、目指す店を見つけ入ると、中はアズレージョで一杯。建設用のタイルの販売なので、かなり大きい物も置いてある。
そして又カモエンス広場でハーゲンダッツを買い、広場で食べる。
戻るために歩き出すとデパートが入り口が3階、2階の店に入ると、そこは又坂でそこにも入り口が。
結局ロシオ広場側には出られないようなので、入り口から出てロシオ広場に戻る。
毎日忙しかったので、その日はそれでホテルに戻る事にし、アウグスタ通りを歩いていると次々に男から声をかけられる。
なかなか人が近づいてこないのに、声をかけてきたのはハッシシ売り、私に声をかけるのはそんな人ばかりだった。
夜8時過ぎに夕飯を食べるため街に出る。今日の昼を食べた店に行き、タコのリゾットが有るか聞くが無いという。何件か聞いたが無い。
そこで最初に聞いた店の隣の店が、タコの茹でたのは有るというのでそこに入る。
私はエビのリゾットを注文、とにかくこれも量が有り、鍋一杯が一人分、味も濃い。
流石に残してしまった。タコは茹でてあるだけ、オリーブオイルをかけて食べる。
食後ホテルへ戻る途、ポルトガルの有名お菓子パステイス・デ・ナタいわゆるエッグタルトを買いホテルに戻った。こうして一日が終了。

19日、ポルトガル最終日で午後の飛行機でパリへ帰るため、朝食を食べロシオ駅を見に、しかしここにはアズレージョの飾りは無く、仕方が無いので大通りのリベルダーテ通りへここも長い上り坂。
一番上がポンパル侯爵広場、そこまで行き又戻る。道路の真ん中が緑地帯の歩道、ここに郵便切手の自販機が有り、購入しようとするが小銭を受け付けず諦める。
道の途中にはケーブルカーが有った。
途中突然若い女性に声をかけられた。ポルトガル語が分からずに居ると、グッドモーニングと挨拶され、狐に摘まれたようだった。
ひょっとするとポルトガルではもてるのかも知れない。そこで一人記念撮影
ホテルに戻りチェックアウト、飛行機には少し早いが空港に向かう。途中給油し(今回は慣れた物)空港のレンタカー返却場を目指したが、いつの間にか駐車場に入ってしまい料金を払って出る。
案内版を発見しやっと返却。取りあえず何の問題もなく?車は返却。
空港に入りチェックインの時間を待つ。
リスボンの空港内は全面喫煙が大丈夫。至る所に灰皿が置いてある。
時間になりチェックインを済ませ中へ入る、パリ行きはやはりパスポートコントロールが無い、その先の入り口にコントロールが有ったので行こうかどうか迷ったが、結局そのまま待合室に。
そして時間になり飛行機に乗り、リスボンを後にした。夕方17時35分AF1325便はCDG到着。降りるとき操縦席が開いていたので、撮影を頼むと快く撮らせてくれた。
RERに乗り北駅を目指す。家内が日本食を食べたいと言うので、サントノーレに有る野田岩に電話し、9時半に予約を取る。
北駅で降りホテルに帰る。今度の部屋は風呂付きだが、狭い空間の所にしか窓が無い。しかし帰国まで風呂に入れると一安心。
荷物を置き今度は東駅に、明日ルクセンブルグを往復するための切符を買いに行く。
ルクセンブルグの案内と時刻が分からなかった為、ポルトガルから家に電話をし、時刻とルクセンブルグの案内をホテルにFAXしておいて貰い、それをフロントで貰い駅へ行く。
駅の国際線予約に着き、時刻表を見せ明日の往復を予約すると1等と頼んだのが聞こえなかったらしく切符は2等の往復。違う1等でと言うと、言わなかったと怒られる。ひたすら謝り再発行しても貰う。
隣に居る黒人が何処から来た?と聞いてくる、日本だと言うと、そうかと言う顔をしていた。そして切符売り場の女性と話をし出したが、どうも明日一日でルクセンブルグ往復するのは変だ!!という話をしているようだった。
確かに2人で2万近いお金を出して日帰りするのは、ヨーロッパ人には納得できないだろう。とにかくサインを済ませ、切符を手に入れたので野田岩を目指す。
東駅からメトロに乗り、パレロワイヤルに着いたのは9時半を少し過ぎていた。
野田岩は鰻専門店、コースを頼み久しぶりにご飯を食べる。
11時閉店の筈だが、10時にはオーダーストップ、10時半に野田岩を出てサントノーレを歩きヴァンドーム広場、そしてオペラに出る。
しかしバスはもう終わっていたので、メトロで東駅に戻り歩いてホテルに戻った。
途中デザートを買おうとしたが、サンドイッチ屋しか空いていないので、そこで水を購入。今度はシノワ(中国人)かと聞かれ、日本人だと答えると、聞いた本人は俺はアルジェリアだと言っていた。
店を出てホテルに帰ったのは11時過ぎだった。

20日、今日は電車でルクセンブルグ、朝食を食べ東駅に向かう。
8時45分発のECは既にホームに入っていた。
手前は全てフランクフルト行き、かなり前にルクセンブルグ行きの車両が有った。
一等車はオープンタイプの車両、喫煙席に座り3時間程の旅に出掛ける。
汽車は定刻にホームを離れた。行く方向には雲が低く垂れ込めている。
1時間半程走った所で喉が渇いたので、ブッフェ車両を探しに行く。後方へ5車両程行ったところに有った。
コーヒーを買い自分の車両に戻る、私の乗っている車両がルクセンブルグ行きの最終車両。途中スピードが落ちてきたので慌てて戻るが信号停止だった。
席に着き一服。今回のECは車内放送はフランス語が主、英語は行き先とサンキューだけ。
METS駅で後ろが切り離され、20分程で終点ルクセンブルグ。
国境が変わったのが分かっのは、携帯電話のローミングがFからLに変わった事でやっと分かった。
EC圏内なのでパスポートコントロールも無し。
車両を出てホームへ出る。結構寒い、地下道を通り駅舎に、最初に観光案内所に行き市内無料地図を貰う。
地図を手に外に出ると旧市街に向かい歩き始める。先ずは両替と思い銀行に入り、番号札を取り順番を待つ、手続きが済みお金を仕舞い又歩き出す。
暫く歩くと橋に出る。深い渓谷の向こうがルクセンブルグ旧市街、カテドラルの横に広場が有り、そこでは展示会をやっていた。
そこから王宮(あちこちに有るこれ)を通り進むと城壁が見える。
よく見れば旧市街は谷に囲まれて場所に有るようだ。昔の自然の要塞だった。
そこから戻る旧市街メインストーリートを歩き、昼を食べようとレストランを覗くと途中ソーセージを焼いて居る店が有る。ソーセージをパンに挟んでくれるようなので早速購入して食べる
ドイツに近いことも有りとても美味しかった。
街はとても小さく、殆ど他に見るところも無い様なので戻ろうとすると、地球の歩き方を持った人が歩いていたので、見せて貰うと案内に有るところは全て廻って来たようなので戻ることにする。
新市街が見えるもう一つのを渡る。(その前の展望台のあれ)橋を渡ると直ぐに有るあれ駅に向かって歩き出す。
15分ほど歩くと駅前の先程通った分岐点、直ぐ前が駅舎。
帰りの電車まで時間が有るので、チョコレートやお菓子を売る店で、お土産を買おうとすると時間が掛かると言うので、下でミルフィーユとコーヒーを注文し2階に上がる。
このミルフィーユ上にホワイトチョコが乗っていて、これがめちゃくちゃ甘い。ミルフィーユ本体は旨かった。
下に降り、チョコレート代を払う時、初めて紙幣がベルギーフランで有ることに気づく。
その後お土産を持ち、店を何軒か見て歩くがこれと言った物はなかった。
駅に戻るとホームには列車が待って居た。
オープン車両に入り、前に行って見ると1等のコンパーメント車両が有るのでそちらに移る。
定刻発車パリに戻る。パリ東駅定刻着。ホテルに戻り、荷物を置き夕食を食べに北駅前のステーキ屋に入る。
フィレステーキを食べ食後はクレームブリュレを食べた。こうして一日が終了。

21日今日は帰国する日、深夜11時30分の飛行機を予約してあるので、ホテルはレイトチェックとし、セール中の街へ出る。
ギャラリーラファイエットでひたすら見る。
昼食の為カフェに行く、私のお昼はクロックムッシュとコーヒー。砂糖のクレープも食べる。
飲み物は冷やした水道水(これはタダ)。
夕方6時ホテルに戻り7時チェックアウト、時間が有るので荷物を預け、ホテル隣の中華レストランでワンタンを食べる。(これがスープの味凄く薄くて……)
8時になり荷物を受けだし、RERでシャルルドゴールターミナル2へ。
9時前に着いてしまうが、カウンターに行くと何故かチェックインが始まっている。
取りあえず列に並んでいると、張り紙を出した。
どうも今日の便はオーバーブッキングに成っているようだ。
暫くするとエールフランスの職員が私たちの所へ来て、今日の便から明日の便に変更しないか?と聞いてきた。
今日のイタリアからの便が送れ(イタリアの管制塔のせいだとAF職員は言う)40名の団体が入ってしまい。どうしても10名は乗れないという。
前回も有ったが、今回は話を聞くと、ここで了解してくれれば一人500FF払う、もし本当に乗れず、明日の便なら一人2000FF払うという。
今並んでいる順番で有れば、確実に乗れるのだが興味も有り、翌日の飛行機でも月曜の朝7時45分着なので、何とか会社にも間に合うかと思う。
そこで職員に明日の飛行機のアップグレードは出来ないかと聞くと、満席で有れば可能性は有るが、約束は出来ないと言う。
まっ会社は何とかなるだろうと了承。
ドリンク券を貰い空港内のマキシムへ。しかし酒は飲まないのでカプチーノを飲む。(それが一番ノンアルコールでは高かった)
10時30分カウンターに行くとまだ列が有る、遅れて来た新婚が説得されているが、男性は月曜に会社に出ないと首に成ると応じない。
最終的にはその2人は乗ることが出来た。
11時過ぎやっと乗れない事が確定した。
明日の便をジャンプシート前の席で予約を入れ。ボーディングパスを貰い、エールフランスの当日責任者が協力した我々にお礼。無理矢理降りて貰った人に謝った。
その後ホテルのチケットを貰い、会社に出す様に証明書を発行するというので記念に貰った。
最終的に12時過ぎにホテル行きのバスに乗りホテルに行くが、このホテルは本当に大したことの無いホテルだった。
窓は一つしかなく換気扇無し。
窓が2重で開けると高速の騒音とにかく風呂に入り就寝。

22日朝10時前に空港に行き、昨日のクーポンを現金化、結局5000FFになった。
1時15分飛行機は定刻通りスポットを離れたがタクシーせず。
機長が話し始める、結局機材が不調で駐機場に入り整備員が乗り込んできて整備。何とか1時間遅れで出発した。

23日結局飛行機は予定より30分遅れの8時15分成田に到着、会社に電話し午後からの出勤となる。

こうして、21世紀初めての旅も終了。今回の感想は行った時期か、異常気象なのか涼しい。いや時によっては寒いくらい。
しかし天候的にはとても過ごしやすかった。
ポルトガルも人に気を付けろ言われていたが、思ったより治安が良く。怖いことは無かった。(廻りの人の方が変な東洋人と恐れたのかも知れない)
レンタカーを借りて走ると自分の行きたいところに行けとても便利。
次回行くときはレンタカーで廻りたいと思う。
でも私は何人だと思われているのだろう?又次の旅行を楽しみしたい。
今回の旅は以上で終了です。あーーあ早く次の旅に行きたい。

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