2000年3月25日〜4月2日 パリ、プラハ(前編)
2000年3月25日(土)、朝7時家内と二人家を出発、新幹線、京成スカイライナーに乗り、成田空港第一ターミナルへ、10時20分チェックイン終了、9日間の旅が始まった。
今回は家内と結婚20年になるので記念の旅行のつもり?
12時35分発のAF275便で一路パリCDG(シャルルドゴール)空港に飛び立つ、12時間30分の飛行の後、機は無事にCDG第二ターミナルCに到着、現地同日夕方の17時10分、今回も入国審査でスタンプを要求、無事に押して貰う 。
ターミナルからRER(郊外鉄道エールウエール)の駅に行き、土曜日のため2日分のパリビジットを購入、月曜日からの移動用にカルトオレンジ、一週間券を購入(5年前から使用、若い!!)。
電車に乗り込み一路パリ北駅へ、30分程で北駅に到着、前回も宿泊したホテルヨーロッパへ(ファックス,E-mailにて予約済み)直ぐにチェックインし、パリの友人のレストランへお土産を持って出かける。
ホテル前から30番のバスに乗りピガールへ、お土産を渡し夕飯をご馳走になる。
翌日夕方ホテルへ迎えに来て、友人宅で夕飯をまたまたご馳走になる約束をし、ピガールから歩いてホテルに帰る。3月26(日)この日深夜1時からサマータイムとなるため、1時間損をした気分で朝7時半起床、ホテルにて朝食、この日は日曜日なので行ったことのない蚤の市へ行こうと、クリニャンクールを目指す。
やはりホテル前からのバス56番が直行なのでバスを待つが、暫く待つも来ないので、北駅からメトロに乗りクリニャンクールへ向かう。
早く着きすぎたようでまだ店が開いていない、メトロの駅から出た直ぐの所で日本語使いに捕まり、皮のコートのセールスを受ける。
最初2000FF、帰り際は500FF迄落ちるが遂に買わなかった。(正直ロングコートで値段が安ければ買って居た)。
さて環状線を潜りいよいよ蚤の市へ、その大きいこと、屋根付きの綺麗な店が入った一角や、周辺随分な広さが有る。
生憎その日は曇り時々雨、屋根のない店の前には、こんな奴が雨に濡れながら寝ている、大分歩いたので路上で一休み、その後ちゃんとカフェに入った。
お昼近くなったので、今度は3回目の別の蚤の市モントルイーユへ地下鉄にて移動。
ここは古着が有るので見て回るが、3回目のチロリアンジャケットを悩むが、今回も未購入。
そこから昼を食べにルーブル美術館地下へ、ここには自分で選べるビュッフェタイプの店がある。
遅い昼食の後、歩いてフォーブルサントノーレを通り、コンコルド広場へ出ようとすると、コンコルド前にカフェがありここで休憩、コーヒーを飲む、このカフェはマキシム(本店でコーヒー飲んだぞ)。
休憩後シャンゼリゼを目指して歩き始めると、黒い雲が凱旋門の方から来る、あっという間に降り出した雨に、傘を差して歩いていると、当たる音が変わり、足下はじゃりじゃりいいだす。
降ってきたのは雹だった。
前回やはり買い損なったルノーの店が、今回は工事中で休み、仕方なく31番のバスでホテルに帰る。
夕方約束の7時になっても友人が現れず、待つこと1時間、冬時間で迎えが来た。
クリメに有るアパートに上がり、夕飯をご馳走になる、猫のスシもチビも元気だった。
最初が生牡蠣、その後が白アスパラのサラダ、これがとても美味しい。
メインが出て、一休みしてホテルに送ってもらう。
明日は8時にホテルを出るため、シャワーを浴び、12時には寝た。3月27日(月)朝7時起床、朝食を食べスーツケースを預け、北駅からRERでCDG2へ。
駅で降りて、今日の出発ターミナルを探す。
案内板にDターミナルと有り、一番端まで移動、出国審査ブースが有り、そこを通るとチェックインカウンター。
10時30分のAF1682なので、国際線2時間前チェックと思い、8時半に着いたのにカウンターが開いていない。
開いたと思うとサンクトペテルグ行きのチェックイン、結局1時間15分前に、別のカウンターでチェックイン開始。
現在のヨーロッパ内の飛行機は国内線並になっているようだ。
時間になるが少し遅れると言うアナウンスが有り、待合室から見える飛行機はエンジン点検の最中、ありゃ大丈夫かな?と思っていると、搭乗のアナウンスが有りゲートを潜ると、下に出てバスに乗る。
結局エプロンに有る飛行機に乗った。
定刻より15分程遅れて出発、機は一路PRG(プラハ空港)へ向かった。
飛行は2時間程、直ぐにプラハ到着。
今回チェコは初めてということで、東京に有るチェコ航空関連会社CSAにホテルと、ホテルまでの送迎を手配して貰った。
入国審査が済み、手荷物のみなので税関を抜けホールに出て案内図を広げるが、どうも様子が違う、良く案内図を見るとどうもカウンターは税関の前、ふと聞くと放送で私の名前を呼んでいる、慌てて進入禁止の税関出口から逆送。
税関職員に地図を見せ廻りを見るとカウンターを発見、何とかたどり着きホテルのバウチャーを受け取り空港の外へ出て車に乗った。
チェコ航空の案内の女の子が若くて可愛い!!。
チェコが大好きになる。(その後街で見る女の子は皆可愛かった。)
空港から30分程で今夜のホテルK+Kに到着、チェックイン後明後日に乗るベルリン行きの電車が出るプラハ本駅を見に行く。
宿泊場所はヴァーツラー広場のちょっと横、国立博物館が直ぐだった。(プラハ地図)
本駅は5分程、これで安心して街の見物に移行、ヴァーツラー広場には沢山の人が歩いている。
そんな歩道の脇には売店が有り、食べ物なども売っている。
覗いてみるとソーセージを焼いている、早速購入してみると小さく切ったパンが3切れ付いて、10kc(コルナ)(1kc=¥3.3)だったか20kc安くてとても美味しい。
食べ終わると広場を下り端まで見上げれば広場から国立博物館が見える。
道を右に曲がり火薬塔を目指す。
火薬塔からカレル橋そしてプラハ城迄の旧市街王の道へ。
王の道に入り振り返ると火薬塔が、そして細い道を進んでいくと旧市街広場に出る。
先には旧市庁舎が、横にはからくり時計が有る。
ここは毎正時からくりが作動する為に人が沢山集まって来る。
からくり時計の横を通りカレル橋へ向かうと、お土産屋等が綺麗に並んでいる。
その途中にはこんな立派な物が……、写真を撮っていると地元の人か自分たちを撮れと立ち止まった。
そして遂にカレル橋の手前まで来た、道路の上には人形が、ここは操り人形の劇場入り口、そしてその先は遂にカレル橋。
ヴルタヴァ川に掛かる橋からはプラハ城が見える、やっとハプスブルグの居たプラハに来たという実感が湧いてきた。
旧市街橋に上り旧市街、カレル橋を見る、そして遂にカレル橋の上に、丘の上にプラハ城を見る。
カレル橋を渡りきったところで、今日は引き返すことにする。
元来た道を戻り、ヴァーツラー広場に戻ると、ビュッフェ形式の店があり、そこで夕飯ビーフハンバーグのような物に、クネードリキというパンの様な物が付いたいた物を食べる。
クネードリキはハンバーグのソースに浸して食べると、とても美味しかった。
夕食後ホテルに戻り、家内は疲れたと休んでいるので、8時頃私はカレル橋の夜景を見に1人で出かけた。
旧市街等の綺麗なこと、カレル橋から見るプラハ城の夜景は、それは素晴らしい物だった、(写真は曇りのため余り綺麗に出て居ないので載せません)そして私もホテルに戻り、その日は休んだ。3月28日(火)この日は1日市内観光の積もりで、まず地下鉄の駅に行き1日乗車券を購入、これで地下鉄、トラム等が乗り放題。
先ずはトラムで登山電車の有るペトシーン公園へ向かう、登山電車が有り、頂上には展望台が有るので、高いところから街が見えると思ったからだ。
トラムを下り、登山電車の駅へ、ところが駅に行ってみると入り口が閉まっている、職員の人が来たので聞いてみると入り口を指す。
よく見ると3月〜4月までクローズ、仕方なく嫌がる家内を連れて歩いて山を登りだした。
息切れしながら中腹まで行き、上を見上げると展望台も工事中。
それでもやっと登って振り返ると、そこにはプラハの街が広がっていた。
勿論カレル橋ヴルタヴァ川も見える、結局そのまま丘づたいに歩き、ストラホフ修道院(ここでイタリア人の修学旅行の様な集団に会い、その後も行く先々一緒になった)そしてプラハ城に入る。
プラハ城入り口には衛兵が立っている、中には教会そしてカフカが居たという黄金小路、青く塗られた家がカフカの作業場、何処の場所でもイタリア語が渦巻いていた。
見学が終わり、坂を下りカレル橋そして旧市街へ、家内が肉は食べたくないと言うので中華を食べる。
食べ終わった後は、カフカの生家を通りユダヤ人ゲットーへ、現在シナゴーグとして、何カ所かが公開されている。
旧ユダヤ人墓地、夕方になりやっと旧市庁舎へ、後5分で屋上は閉めるというので、私は階段を駆け上がりチケット売り場へ、家内はエレベーターで上がってきたが、通り過ぎていく。
上の階を探しに行くが見つからず、1人で屋上に出る。
ここからも市内が一望出来る。
見終わり1階に下りると、家内が待っていた。
からくり時計の斜め前のカフェに入り、コーヒーを注文しようとメニューを見ると、フレンチカフェと言うのが書いてあり、それを頼む、しかしお茶が載っていない、写真付きのメニューは食べ物、私はフレンチカフェとクレープを頼む、家内が紅茶を頼むと有るようだ。
暫くするとグラスに入ったコーヒーが出てきた、飲んだ途端アルコールの味がする、メニューをよく見るとカクテルリストだった。
7時が近づき時計の廻りは人で一杯になってきた。
7時になるとからくり時計が動き出した。窓の所に12聖人が出てくる、その後鐘が鳴るのだが、そのたびにイタリア人が、ウォーと歓声を上げる、私にはその方が面白かった。
陽が暮れたので、家内を連れ夜のカレル橋へ、見終わって夕飯を食べることにするが、イタリアンを見つけ入ったが、これは失敗!!
トマトソースに絡まった大量のうどんだった。
お腹だけは一杯になり、ホテルに帰りプラハの1日が終了した。後半に続く。